東陽倉庫の株式併合と配当金、株主の今後について
東陽倉庫の株式併合のポイントについて
2023年5月11日、東証スタンダード上場の東陽倉庫(9306)が株式併合を発表しました。6月28日開催の株主総会で承認されると実施されます。
・株式併合は「5→1」
・配当金の総額に変更なし
詳細は以下の通りです。
東陽倉庫の株式併合の詳細について
2023年10月から、「5→1」の株式併合が行われます。
現在1,000株の株主は、株式併合によって200株に減少しますが、全体の投資資金は変わりません。
東陽倉庫の併合前と併合後の変化について
(併合前)300円×1,000株=30万円
(併合後)1,500円×200株=30万円
株数が5分の1に減少しても、株価が5倍になるので、投資資金は変わりません。
2023年9月28日から株価が5倍になります。27日(水)までが併合前の株価、28日(木)から併合後の株価です。
なお、現在100株を保有する株主は併合後に20株に減少します。株式併合後の100株単位で取引するので、20株だと単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
(2023年9月27日まで)東陽倉庫100株
(2023年9月28日から)東陽倉庫20株
上の100株の株主は、このようになります。
500株未満の株主は単元未満株になるので、単元未満株を避けたい場合は買い増しで500株以上にすると良いでしょう。
東陽倉庫の配当金への影響について
東陽倉庫は3月決算企業です。9月(中間配当)と翌年3月(期末配当)の年2回、配当金を実施しています。
併合前の配当金は1株5円ですが、併合後は1株25円になります。仮に2024年3月期の配当金も同じ水準であれば、
併合前1,000株、併合後200株の株主の配当金について
(併合前)配当金5円×1,000株=5,000円(税込)
(併合後)配当金25円×200株=5,000円(税込)
株式併合後に1株あたりの配当金額が増加しますが、株数が減少するので、配当金の総額は変わりません。