太平電業の株式分割は2025/9/29、配当金、株主への影響について
2025年8月7日、東証プライム上場の太平電業（1968）は株式分割を発表しました。
太平電業の株式分割に関する主なポイント
・ 保有株数が3倍になり、株価は分割前の3分の1に調整される
・ 分割後も時価評価額に変化はない
・ 2026年3月期の期末配当は、分割後の株数に基づいて計算される
太平電業の株式分割の詳細
太平電業は2025年9月30日を基準日として、その日の株主名簿に記載されている株主に対して、1株を3株に分割します。
例えば、分割前に100株を保有する株主は、分割後に300株を保有することになります。ただし、株価も調整されるため、時価評価額に変化はありません。
例：分割前の株価が7,500円の場合
・ 分割前：株価7,500円 × 100株＝750,000円
・ 分割後：株価2,500円 × 300株＝750,000円
この株式分割に際して、2025年9月26日（金）が権利付き最終日となります。この日までに株式を保有していれば、株式分割の権利が得られます。
そして、2025年9月29日（月）が権利落ち日です。この日になると株式分割の権利がなくなるため、株価は分割後の水準に調整されて取引が始まります。
太平電業の配当について
太平電業は3月決算の企業で、期末に一括配当を行う企業です。毎年3月末に期末配当の権利確定日があります。
2026年3月期の配当の詳細
・ 期末配当：1株あたり67円（分割後の株数に適用）
2026年3月期の期末配当は、株式分割後の株数に基づいて計算され、1株あたり67円に修正されました。
これは、株式分割前の期末配当予想額が1株あたり200円であったため、分割後の1株あたり67円は、実質的な1円増配となります（分割後の1株あたり67円
× 3株＝201円）。
期末配当の権利付き最終日は2026年3月27日（金）です。配当を受け取るには、この日までに株式を保有している必要があります。
