名古屋銀行の株式分割は2025/9/29、配当金、株主優待、株主への影響について
2025年4月22日、東証プライム上場の名古屋銀行（8522）は株式分割を発表しました。
名古屋銀行の株式分割に関する主なポイント
・ 保有株数が3倍になり、株価は分割前の1/3に調整される
・ 分割後も投資総額に変化はない
・ 2026年3月期の期末配当は、分割後の株数に基づいて計算される
名古屋銀行の株式分割の詳細
名古屋銀行は2025年9月30日を基準日として、1株を3株に分割します。
例えば、分割前に100株を保有する株主は、株式分割後に300株を保有することになります。ただし、株価も調整されるため、投資総額に変化はありません。
例：分割前の株価が7,200円の場合
・ 分割前：株価7,200円×100株＝720,000円
・ 分割後：株価2,400円×300株＝720,000円
この株式分割に伴い、2025年9月29日（月）は権利落ち日となります。9月26日（金）までは分割前の株価で取引され、以降は分割後の株価となります。
名古屋銀行の株式分割後の配当について
名古屋銀行は3月決算の企業です。毎年9月末に中間配当、3月末に期末配当の権利確定日があります。
2025年3月期の配当の詳細
・ 中間配当（2024年9月）：1株当たり110円
・ 期末配当（2025年3月）：1株当たり110円
期末配当（2025年3月）は、分割前ベースで1株当たり110円の予定です。
2026年3月期の中間配当は分割前の株数に基づいて計算され、期末配当は分割後の株数に基づいて計算されます。詳細は後日発表予定です。
名古屋銀行の株式分割後の株主優待について
名古屋銀行の優待変更の主なポイント
・ 2025年3月末の優待：継続保有期間なし
・ 2026年3月末の優待：継続保有期間半年以上が必要
・ 2027年3月末の優待：継続保有期間1年以上が必要
名古屋銀行の株主優待は、1年ごとに段階的に変更されます。
2025年3月末の優待：現行の制度（分割前）
(1)対象となる株主：2025年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割前100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割前100株以上：地域特産品のカタログギフト（3,000円相当）
・ 分割前500株以上：地域特産品のカタログギフト（5,000円相当）
2025年3月末に権利が確定する優待は、分割実施前に100株以上を保有する株主が対象となります。
2026年3月末の優待：経過措置（分割後）
(1)対象となる株主：2026年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後300株以上を半年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後300株以上（半年以上）：地域特産品のカタログギフト（3,000円相当）
・ 分割後1,000株以上（半年以上）：地域特産品のカタログギフト（5,000円相当）
・ 分割後1,500株以上（半年以上）：地域特産品のカタログギフト（10,000円相当）
2026年3月末に権利が確定する優待は、分割後に300株を保有する株主が対象となります。新制度では、継続保有期間1年以上の条件が追加されました。ただし、経過措置として、2026年に限って半年以上に短縮されます。
権利付き最終日は2025年9月26日（金）です。2025年9月26日までに株式を購入し、2026年3月27日（金）まで保有し続けると、優待の権利が得られます。
なお、保有期間中に株式分割が実施されます。3,000円相当の優待を受け取るには分割前の100株、10,000円相当の優待を受け取るには分割前の500株を購入することが必要です。
2027年3月末の優待：変更後の制度（分割後）
(1)対象となる株主：2027年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後300株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後300株以上（1年以上）：地域特産品のカタログギフト（3,000円相当）
・ 分割後1,000株以上（1年以上）：地域特産品のカタログギフト（5,000円相当）
・ 分割後1,500株以上（1年以上）：地域特産品のカタログギフト（10,000円相当）
2027年3月末に権利が確定する優待は、分割後に300株を保有する株主が対象となります。2027年の優待から、本格的に継続保有期間1年以上の条件が追加されます。
権利付き最終日は2026年3月27日（金）です。2026年3月27日までに株式を購入し、2027年3月29日（月）まで保有し続けると、優待の権利が得られます。
