浜井産業のMBOによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格1,320円)
2025年2月5日、東証スタンダード上場の浜井産業(6131)は、MBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買付)を発表しました。
MBOによる浜井産業の上場廃止の理由
経営陣等が浜井産業の残りの株をすべて買い取り、非公開化するため、同社は上場廃止となる予定です。
浜井産業の株主はTOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
浜井産業のTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:1,320円
2. TOB期間:2025年2月6日(木)から3月24日(月)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年3月31日(月)
4. 買付予定株数:上限なし、下限2,124,200株
5. 買付代理人(証券会社):みずほ証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配となる予定
浜井産業の株価の今後の見通し
2月5日終値は977円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと見込まれます。
浜井産業のTOBに応募するメリット
浜井産業のTOBに応募するメリットは、TOB価格1,320円で売却できることです。
具体的には、浜井産業の株を保有している証券会社から、みずほ証券に移管し、売却する手続きを行う必要があります。
TOBに応募すると、2025年3月31日以降に買付代金が支払われる見込みです。
浜井産業のTOBによる配当への影響
・ 2025年3月期の期末配当:無配
浜井産業は3月決算の企業で期末に一括配当を行う銘柄です。毎年3月末時点の株主が期末配当の権利を得ることができます。
2025年3月期の期末配当は、TOBが成立すれば無配となる予定です。2024年5月15日時点の配当予想は1株当たり35円でした。ただし、TOBが成立しなければ、配当が支払われる可能性もあります。
浜井産業のTOBと株主の今後について
浜井産業の月足チャートに黄色の線を引き、TOB価格の水準を示しています。黄色の線より下で購入した株主は含み益が生じている状態です。一方、黄色の線より上で購入した株主は含み損を抱えている状態です。
浜井産業の上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益が生じている場合:TOBに応募して利益を確定する
(2)資金が早急に必要な場合:株式市場で売却する
(1)TOBに応募するには、みずほ証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きを確認してください。
(2)2025年2月7日以降、株式市場で売却できます。