SANKYOの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
SANKYOの株式分割の主なポイントについて
2024年2月7日、パチンコパチスロでおなじみ、東証プライム上場のSANKYO(6417)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・2024年3月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
SANKYOの株式分割の詳細について
SANKYOは2024年2月29日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価10,000円×100株=(分割後)株価2,000円×500株=資金100万円
株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は100万円で変わりません。
2024年2月28日から株価が5分の1になります。27日(火)までが分割前の株価、28日(水)から分割後の株価です。
SANKYOの配当金への影響について
SANKYOは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
SANKYOの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株150円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株50円
2024年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。1株50円を予定しています。分割前で1株250円になるので、年間配当で1株400円になります。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金150円×100株=15,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は15,000円(税込)もらえました。
分割後500株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金50円×500株=25,000円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、中間配当より1万円増額します。
2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、3月27日までに買えば間に合います。
SANKYOの株主優待の変更について
(変更後)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に記載または記録された500株以上保有の株主
(2)株主優待の内容(1年未満)
・500株以上・・・割引券1枚
・5,000株以上・・・割引券2枚
・1万株以上・・・割引券4枚
(3)株主優待の内容(1年以上)
・500株以上・・・割引券2枚
・5,000株以上・・・無料券1枚
・10,000株以上・・・無料券2枚
・15,000株以上・・・無料券3枚
・20,000株以上・・・無料券4枚
・25,000株以上・・・無料券5枚
・30,000株以上・・・無料券6枚
・35,000株以上・・・無料券7枚
・40,000株以上・・・無料券8枚
・45,000株以上・・・無料券9枚
・50,000株以上・・・無料券10枚
SANKYOの株主優待はゴルフ場「吉井カントリークラブ」で使える割引券(平日1万円、土日祝日5,000円)と無料券です。
毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待がもらえます。2024年3月優待から新制度が適用されます。新制度では、「継続保有期間1年以上の株主向け」が追加されました。
優待をもらうための投資資金について(分割後)
・株価2,000円×500株=100万円(割引券1枚)
・株価2,000円×5,000株=1,000万円(割引券2枚)
・株価2,000円×1万株=2,000万円(割引券4枚)
分割後の株価が2,000円の場合です。SANKYOの優待をもらうためには100万円以上の資金が必要です。
次回、2024年3月優待の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。優待がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。