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日本精線の株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について

日本精線の株式分割の主なポイントについて

2024年1月30日、東証プライム上場の日本精線(5659)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→5」
・2025年3月期の中間配当から影響あり
・2025年3月優待から新制度

詳細は以下の通りです。

日本精線の株式分割の詳細について

日本精線は2024年3月31日を基準日として、「1→5」の株式分割を行いました。

現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価7,000円×100株=(分割後)株価1,400円×500株=資金70万円

株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は70万円で変わりません。

2024年3月28日から株価が5分の1になりました。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。

日本精線の配当金への影響について

日本精線の配当金への影響について

日本精線は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。

日本精線の配当金について

・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株105円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株105円
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株23円
・2025年3月期の期末配当(25年3月)・・・1株23円

2024年3月期の期末配当については、中間配当と同じ1株105円です。

2025年3月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。1株23円を予定しています。株式分割前で1株115円になるので、実質的な増配です。

分割前100株の株主(2024年3月期の期末配当)

配当金105円×100株=10,500円

分割前100株の株主の場合、配当金は10,500円(税込)もらえます。

分割後500株の株主(2025年3月期の中間配当、期末配当)

配当金23円×500株=11,500円

同じ株主が2025年3月期の中間配当および期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、前期に比べて、もらえる金額が増えます。

2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)、期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。

日本精線の株主優待について

(2024年3月優待)分割前

(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード2,000円分

(2025年3月優待)分割後

(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード1,000円分
・500株以上・・・クオカード2,000円分

日本精線の株主優待はクオカードです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。2024年3月優待については、分割前の株主が対象です。

2025年3月優待から新制度が適用されます。分割後「100株以上500株未満」の株主向けに新設されました。既存株主については、優待内容に変更はありません。

日本精線の優待をもらうための投資資金について(分割後)

・株価1,400円×100株=14万円(1,000円分)
・株価1,400円×500株=70万円(2,000円分)

分割後の株価が1,400円のケースです。クオカードをもらうためには、14万円以上の資金が必要です。

2025年3月優待の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。優待がほしい方は、権利付き最終日までに買えば間に合います。

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