南総通運の株式分割と配当金、株主への影響について
南総通運の株式分割の主なポイントについて
2023年11月7日、東証スタンダード上場の南総通運(9034)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
南総通運の株式分割の詳細について
南総通運は、2023年12月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価1,800円×100株=(分割後)株価900円×200株=資金18万円
株数が2倍に増えても、株価が2分の1になるので、投資資金は18万円で変わりません。
2023年12月28日から株価が2分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)以降が分割後の株価です。
南総通運の配当金への影響について
南総通運は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
南総通運の配当金について
・2023年3月期の中間配当(22年9月)・・・1株22.5円
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・1株37.5円
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株38円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株19円(予定)
2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。株式分割前で1株38円ですから、中間配当と実質的に変わりません。
2024年3月期の中間配当については、1株38円に決定しました。前回予想1株30円から8円増額修正されました。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金38円×100株=3,800円
分割前100株の株主の場合、配当金は3,800円(税込)もらえます。
分割後200株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金19円×200株=3,800円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が2倍に増えているので、もらえる金額は中間配当のときと変わりません。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金19円×100株=1,900円
分割後に100株買った株主は、配当金が1,900円(税込)もらえます。
次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、3月27日までに買えば間に合います。