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マツキヨココカラの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について

マツキヨココカラの株式分割の主なポイントについて

2023年8月10日、ドラッグストアのマツモトキヨシ、ココカラファインでおなじみ、東証プライム上場のマツキヨココカラ&カンパニー(3088)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→3」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・株主優待は実質拡充

詳細は以下の通りです。

マツキヨココカラの株式分割の詳細について

マツキヨココカラは、2023年9月30日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価9,000円×100株=(分割後)株価3,000円×300株=資金90万円

株数が3倍に増えても、株価が3分の1になるので、投資資金は90万円で変わりません。

2023年9月28日から株価が3分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。

マツキヨココカラの配当金への影響について

マツキヨココカラの配当金への影響について

マツキヨココカラは3月決算企業です。毎年9月に中間配当、翌年3月に期末配当の権利がもらえます。

マツキヨココカラの配当金について

・2023年3月期の中間配当(22年9月)・・・1株40円
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・1株45円
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株50円(予)
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株17円(予)

2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。前回予想は1株45円でした。株式分割前で1株51円になるので、実質的な増配です。

分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)

配当金50円×100株=5,000円

分割前100株の株主の場合、配当金は5,000円(税込)もらえます。

分割後300株の株主(2024年3月期の期末配当)

配当金17円×300株=5,100円

同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が3倍に増えているので、もらえる金額が多くなります。

分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)

配当金17円×100株=1,700円

分割後に100株買った株主は、配当金が1,700円(税込)もらえます。

次回、2024年3月期の中間配当の権利付き最終日は2023年9月27日(水)です。期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、権利付き最終日までに買えば間に合います。

マツキヨココカラの株主優待の変更について

(商品券)

(1)対象となる株主・・・毎年3月31日、9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・商品券2,000円分
・500株以上・・・商品券3,000円分
・1,000株以上・・・商品券5,000円分

マツキヨココカラの株主優待はグループ店舗で使える商品券です。毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待がもらえます。

今回の変更により、分割後100株の株主も同じ優待がもらえます。実質的な優待拡充です。

2023年9月優待は分割前の株主が対象となり、2024年3月優待から分割後の株主が対象です。

マツキヨココカラの優待をもらうための投資資金について(分割後)

・株価3,000円×100株=30万円(2,000円分)
・株価3,000円×500株=150万円(3,000円分)
・株価3,000円×1,000株=300万円(5,000円分)

仮に分割後の株価が3,000円だとすると、商品券2,000円分をもらうなら30万円、3,000円分なら150万円、5,000円分なら300万円の資金が必要です。

次回、2023年9月優待の権利付き最終日は2023年9月27日(水)、2024年3月優待の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。優待がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。

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