株で困ったら読むブログ

東証プライム上場のマルハニチロ（1333）は、2025年11月10日（月）に株式分割を発表しました。

マルハニチロの株式分割の主なポイント

・ 1株が3株に分割され、株価は分割前の3分の1に調整される
・ 2025年12月26日（金）が株式分割の権利付き最終日
・ 2025年12月29日（月）が権利落ち日で、分割後の株価で取引開始
・ 2026年3月期の中間配当は分割前の株数、期末配当は分割後の株数に基づいて計算される

株式分割の概要と株価・保有株数の変化

マルハニチロは2025年12月31日を基準日として、1株を3株に分割します。

例えば、分割前に100株を保有していた株主は、分割後に300株を保有することになります。ただし、株数が増加する分、株価も調整されるため、時価評価額に変化はありません。

例：分割前の株価が3,600円の場合

・ 分割前：株価3,600円 × 100株＝360,000円
・ 分割後：株価1,200円 × 300株＝360,000円

この株式分割における権利付き最終日は、2025年12月26日（金）です。この日までに株式を購入・保有すれば、分割の権利を得られます。

権利付き最終日の翌営業日である2025年12月29日（月）が権利落ち日となり、この日から株価が分割後の水準で取引されます。権利落ち日以降に株式を購入しても、今回の分割の権利は得られません。

マルハニチロの配当について

マルハニチロは3月決算の企業で、毎年9月末を中間配当、3月末を期末配当の権利確定日としています。

2026年3月期の配当の詳細

・ 中間配当：1株あたり50円（分割前の株数に適用）
・ 期末配当：1株あたり20円（分割後の株数に適用）

2026年3月期の中間配当（9月末権利確定済み）は株式分割前の株数に適用され、1株あたり50円に決定しました。

期末配当については株式分割後の株数に基づき、1株あたり20円の予定です。これは株式分割前に換算すると、1株あたり60円に相当します。

期末配当の権利を得るには、権利付き最終日である2026年3月27日（金）までに株式を保有している必要があります。

マルハニチロの株主優待について

2026年3月優待

(1)対象となる株主：2026年3月末の株主名簿に記載または記録された、分割後100株以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後100株以上：Umios オリジナルギフトカード500円分
・ 分割後500株以上：自社商品3,000円相当
・ 分割後1,000株以上：自社商品5,000円相当

マルハニチロは、2026年3月から社名をUmios「ウミオス」へ変更します。社名変更を記念し、2026年から2028年までの3年間、株主優待が実施される予定です。

2026年3月期の株主優待は、分割後100株以上の株主が対象となり、Umiosオリジナルギフトカードまたは自社商品が届きます。

この記念株主優待の権利付き最終日も、配当と同様に2026年3月27日（金）です。