理想科学工業の株式分割は12/27、配当金と株主への影響について
2024年11月1日、東証プライム上場の理想科学工業(6413)が株式分割を発表しました。
理想科学工業の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が2倍に増加し、株価が1/2になる
・2025年3月期の期末配当は分割後の株主が対象になる
理想科学工業の株式分割の詳細について
理想科学工業は2024年12月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株を保有する株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
理想科学工業の分割前の株価が4,000円のケースについて
(分割前)株価4,000円×100株=40万円
(分割後)株価2,000円×200株=40万円
株数が2倍に増えても株価が1/2に引き下げられるため、投資資金は40万円のまま変わりません。
株式分割により、2024年12月27日から株価が1/2に引き下げられます。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。
理想科学工業の株式分割による配当金への影響について
理想科学工業は3月決算企業で、期末一括配当銘柄です。毎年3月末に期末配当の権利を得ることができます。
理想科学工業の配当金の詳細について
・2024年3月期の期末配当・・・1株100円
・2025年3月期の期末配当・・・1株50円(分割後)
2025年3月期の期末配当は分割後の株主が対象になる予定です。株式分割に合わせて1株50円に修正されました。
2025年3月期の配当予想は、分割前の段階では1株100円でした。前回予想と実質的に変わりません。
分割前に100株を保有していた株主(2024年3月期の期末配当)
配当金100円×100株=10,000円(税込)
分割前に100株を保有していた株主は、配当金10,000円を受け取れました。
分割後に200株を保有する株主(2025年3月期の期末配当)
配当金50円×200株=10,000円(税込)
同じ株主が2025年3月期の期末配当を受け取るケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えるので、受け取る金額は変わりません。
2025年3月期の期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金が欲しい方は、3月27日までに購入すれば権利を得られます。