東京センチュリーの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
東京センチュリーの株式分割の主なポイントについて
2023年11月10日、東証プライム上場の東京センチュリー(8439)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→4」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・株主優待は実質的な変更なし
詳細は以下の通りです。
東京センチュリーの株式分割の詳細について
東京センチュリーは、2023年12月31日を基準日として、「1→4」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって400株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価6,000円×100株=(分割後)株価1,500円×400株=資金60万円
株数が4倍に増えても、株価が4分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2023年12月28日から株価が4分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
東京センチュリーの配当金への影響について
東京センチュリーは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
東京センチュリーの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株100円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株25円(予)
2024年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。中間配当は1株100円に決定しました。期末配当は1株25円です。株式分割前で1株100円ですから、中間配当と実質的に変わりません。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金100円×100株=1万円
分割前100株の株主の場合、配当金は1万円(税込)もらえます。
分割後400株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金25円×400株=1万円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が4倍に増えているので、もらえる金額は中間配当と変わりません。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金25円×100株=2,500円
分割後に100株買った株主は、配当金が2,500円(税込)もらえます。
次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、3月27日までに買えば間に合います。
東京センチュリーの株主優待への影響について
(変更後)株式分割後
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容(オリジナルクオカード)
・400株以上・・・クオカード2,000円分
・4,000株以上(2年未満)・・・クオカード4,000円分
・4,000株以上(2年以上)・・・クオカード6,000円分
・12,000株以上(2年未満)・・・クオカード6,000円分
・12,000株以上(2年以上)・・・クオカード8,000円分
(3)株主優待の内容(レンタカー利用券)
・400株以上・・・ニッポンレンタカー利用券3,000円分
東京センチュリーの株主優待はクオカードとレンタカー利用券です。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
優待に必要な株数が全て4倍に増えました。ただし、株主の保有株も4倍になるので、実質的な変更はありません。
優待をもらうための投資資金について
・株価1,500円×400株=60万円(2,000円分)
・株価1,500円×4,000株=600万円(4,000円分)
・株価1,500円×12,000株=1800万円(6,000円分)
株式分割後の株価が1,500円の場合です。クオカード2,000円分をもらうなら60万円、4,000円分なら600万円、6,000円分なら1800万円の資金が必要です。
次回、2024年3月優待の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。優待がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。