ユニゾホールディングス、従業員等によるTOB成立
ユニゾホールディングス(3258)の続きです。
フォートレスによるTOBが不成立となり、残るはEBO(従業員等による自社買収)とブラックストーンのTOBのどちらかでした。
TOB価格は6,000円に引き上げられ、TOB期間は2019年12月24日(火)から2020年4月2日(木)までの64営業日に延長されました。ブラックストーンは会社との合意があればTOB開始という条件です。
2020年4月3日に結果が発表され、「TOB成立」しました。
TOBの結果について
今回のTOBは、購入株数に下限が設定されています。2281万3400株です。株主の応募がこの株数に満たない場合は、全ての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は2961万8824株でした。下限をクリアしたので、応募した株数は全て買い取ります。
議決権が86.55%になったことから、今後、上場廃止に向けた手続きが進む見込みです。
ユニゾホールディングス日足チャート
4月3日終値5,940円。3月18日、従業員側のTOB価格6,000円が発表され、翌19日に株価がTOB価格にサヤ寄せしました。
以降、6,000円近辺で横ばいが続いています。
株価が6,000円より大幅に安くなれば、株式市場で買ってTOBに申し込むと、その差額が儲かります。そのため、株価が下がったら、すぐに買い手が現れるので、コロナの影響を受けずに横ばいが続くことになります。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、4月10日以降、「6,000円×株数」の投資資金が戻ってきます。
例えば、100株応募した場合
TOB価格6,000円×100株=60万円
となり、投資資金60万円が戻ります。口座に反映される時期は送金方法によって異なります。
気になる方は東海東京証券に聞いてみてはいかがでしょうか。