(追記あり)大都魚類の上場廃止と配当金、株主の今後について(2020年6月18日上場廃止)
3月30日、東証1部上場のマルハニチロ(1333)は、大都魚類(8044)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・TOB価格1,225円
・みずほ証券でTOB申込可能
(追記)2020年6月18日上場廃止
TOB価格は1,225円、TOB期間は2020年3月31日(火)から5月21日(木)までの34営業日です。
手続きが順調に進むと、大都魚類は上場廃止になります。
大都魚類の株主は、TOBに参加して1,225円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,225円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
大都魚類の今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
3/30 | 776 | - |
3/31 | 926 | +150 |
4/1 | 1,076 | +150 |
4/2 | 1,225 | +149 |
3月31日終値926円。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしています。
今後、TOB価格付近まで上昇し、その後は何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
4月2日にTOB価格付近に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格1,225円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、大都魚類株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
5月28日以降に投資資金が戻ってきます。
大都魚類の配当金について
大都魚類は3月決算企業で期末一括配当です。次回は2021年3月の期末配当です。
しかし、TOBのスケジュールを考えると、次回の期末配当までに上場廃止になるでしょう。2020年3月が最後と思われます。
大都魚類の株主の今後について
大都魚類月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格より安い値段で買った投資家は含み益、逆に、高い値段で買った投資家は含み損の状態です。
仮に、大都魚類の上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引もしくは株式市場で売却
(1)TOBの申し込みには、みずほ証券の口座が必要です。みずほ証券の口座がある方はTOBに参加してみてはいかがでしょうか。
(2)投資期間が長い株主ほど、含み損になっています。1株純資産が3,000円超あるので、TOB価格引き上げを期待したいです。
(3)4月1日の夜間取引から売却できます。SBI証券・楽天証券・松井証券で保有している方は試してみてください。
株式市場の場合は4月2日から普通に売却できるでしょう。
(追記)大都魚類の上場廃止日決定
大都魚類の上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2020年6月18日(木)、売買最終日は6月17日(水)です。
大都魚類の株主は、売買最終日までに売却しないと、1,225円で強制買い取りとなります。6月22日以降、「1,225円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。