昭和飛行機工業、ベインキャピタルによるTOB成立
昭和飛行機工業の特別配当の権利落ち日の続きです。
米投資ファンド「ベインキャピタル」は、昭和飛行機工業(7404)に対して、TOB(株式公開買い付け)を実施していました。
TOB価格2,129円、TOB期間は2020年2月10日(月)から3月10日(火)までの20営業日です。
2020年3月11日に結果が発表され、「TOB成立」しました。
TOBの結果について
今回のTOBは、購入株数に下限が設定されています。2174万2900株です。株主の応募がこの株数に満たない場合は、すべての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は3015万3582株でした。下限をクリアしたので、応募した株数は全てベインキャピタルが買い取ります。
議決権が92%を超えたことから、今後、上場廃止に向けた手続きが進む見込みです。
昭和飛行機工業日足チャートと、横ばいが続く理由について
3月11日終値2,116円。
昭和飛行機工業へのTOBは、特別配当631円が実施されたことで、配当権利落ちが起きました。
以降、TOB価格付近で横ばいが続いています。
株価がTOB価格2,129円より大幅に安くなれば、株式市場で買ってTOBに申し込むと差額が儲かります。そのため、株価が下がったら、すぐに買い手が現れるので、大きく崩れずに横ばいが続くことになります。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、3月17日以降、「2,129円×株数」の投資資金が戻ってきます。
例えば、100株応募した場合
TOB価格2,129円×100株=21万2900円
となり、投資資金21万2900円が戻ります。口座に反映される時期は送金方法によって異なります。
気になる方は、auカブコム証券に聞いてみてはいかがでしょうか。