ヤマハモーターロボティクスホールディングスの上場廃止と株主の今後について
2月12日、東証1部上場のヤマハ発動機(7272)は、ヤマハモーターロボティクスホールディングス(6274)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・TOB価格750円
・みずほ証券でTOB申し込み可能
TOB価格は750円、TOB期間は2020年2月13日(木)から4月10日(金)までの40営業日です。
手続きが順調に進むと、ヤマハモーターロボティクスホールディングスは上場廃止になります。
ヤマハモーターロボティクスホールディングスの株主は、TOBに参加して、750円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が750円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
ヤマハモーターロボティクスホールディングスの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
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2/12 | 519 | - |
2/13 | 619 | +100 |
2/14 | 719 | +100 |
2/17 | 750 | +31 |
2月13日終値619円。株価がTOB価格にサヤ寄せしています。
今後、750円近辺まで上昇し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
2月17日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格750円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、ヤマハモーターロボティクスホールディングス株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
4月17日以降、投資資金が戻ってきます。
ヤマハモーターロボティクスホールディングスの株主の今後について
ヤマハモーターロボティクスホールディングス月足チャート
月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格より安い値段で買った投資家は含み益の状態です。逆に、TOB価格より高い値段で買った投資家は含み損の状態です。仮に、ヤマハモーターロボティクスホールディングスの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場(または夜間PTS取引)で売却
(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座を持っている方は参加してみてはいかがでしょうか。
(2)2018年の高値1,692円に比べて、TOB価格750円は大幅に下回ります。ダメ元で引き上げに期待したいです。
(3)2月14日夜間取引から、TOB価格付近で売却することができます。SBI証券、楽天証券、松井証券で保有している方は試してみてください。