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昭和飛行機工業の特別配当の権利落ち日

2020.02.06

昭和飛行機工業の上場廃止と特別配当、株主の今後についての続きです。

・2月5日までの株主は特別配当631円がもらえた
・配当権利落ち日に株価急落
・株価の下落分が特別配当に変わる

昨日2月5日は、昭和飛行機工業(7404)の特別配当の権利付最終日でした。ベインキャピタルによる昭和飛行機工業へのTOBは、TOB価格が2,129円、特別配当が631円。合わせて2,760円になります。

5日までに昭和飛行機工業の株主になれば、特別配当631円(の権利)がもらえました。

そして本日2月6日。権利落ち日ですから、これから買っても特別配当はもらえません。

・2月5日までの株主・・・特別配当あり
・2月6日からの株主・・・特別配当なし

となります。

一般的に、配当権利落ちになると、配当金の分だけ株価が下がることになります。

昭和飛行機工業の5日終値は2,745円。特別配当631円を差し引くと、6日の基準値は2,114円となります。

この2,114円が出発点です。

昭和飛行機工業2月6日株価

始値2,123円、高値2,125円、安値2,123円、終値2,124円でした。

特別配当の権利がなくなったので、TOB価格2,129円と、ほぼ同じ水準になりました。

昭和飛行機工業日足チャート

昭和飛行機工業日足チャート

日足チャート1ヶ月分です。

配当金の金額が大きいほど、権利落ち日の株価下落も大きくなります。

株主が損をしたわけではなく、株価の値下がり分が特別配当に変わっただけです。ただ、税金の関係で、手取りが少なくなる可能性があります。

今後、昭和飛行機工業の株価は、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

なお、auカブコム証券に口座がある方は、TOBに参加することができます。TOB期間は2020年2月10日(月)から3月10日(火)までの20営業日です。これから口座を用意する方は、スケジュールがタイトですから、お早めにどうぞ。

続きはこちら(昭和飛行機工業、ベインキャピタルによるTOB成立)

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