(追記あり)ミヤコのMBOによる上場廃止と配当金、株主の今後について
2月4日、ジャスダック上場のミヤコ(3424)は、MBO(経営陣等による自社買収)を発表しました。
・TOB価格1,325円
・SMBC日興証券でTOB申し込み可能
・TOB成立を条件に、期末配当が無配になる
(追記)2020年7月28日上場廃止
TOB価格は1,325円、TOB期間は2020年2月5日(水)から3月23日(月)までの31営業日です。
手続きが順調に進むと、ミヤコは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に、期末配当が無配になります。
ミヤコの株主は、TOB(株式公開買い付け)に参加して、1,325円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,325円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
ミヤコの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
2/4 | 945 | - |
2/5 | 1,095 | +150 |
2/6 | 1,325 | +230 |
2月5日終値1,095円。150円ストップ高比例配分になりました。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしています。
今後、1,325円近辺まで上昇し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
2月6日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格1,325円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、ミヤコ株を購入した証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。3月27日以降、投資資金が戻ってきます。
ミヤコの配当金について
2020年3月期の配当金(期末配当)が、1株15円から無配に変更されます。
TOB成立が条件なので、不成立になった場合は元に戻る可能性があります。
ミヤコの株主の今後について
ミヤコ月足チャート
月足チャート5年分です。
TOB価格より安い値段で買った投資家は含み益の状態です。仮に、ミヤコの上場廃止が決定すると、投資家の利益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場(または夜間PTS取引)で売却
(1)TOBに参加するには、SMBC日興証券の口座が必要です。SMBC日興証券に口座がある方は、TOBに参加してみてはいかがでしょうか。
(2)2月5日夜間取引から、TOB価格付近で売却することができます。SBI証券、楽天証券、松井証券でミヤコ株を保有している方は試してみてください。
(追記)ミヤコの上場廃止日決定
ミヤコの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2020年7月28日(火)、売買最終日は7月27日(月)です。
ミヤコの株主は、売買最終日までに売却しないと、1,325円で強制買い取りとなります。7月30日以降、「1,325円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。