(追記あり)JEUGIAの上場廃止と配当金、株主の今後について
1月31日、東証2部上場のJEUGIA(9826)は、MBO(経営陣等による自社買収)を発表しました。
・TOB価格1,720円
・みずほ証券でTOB申し込み可能
・TOB成立を条件に、期末配当が無配になる
・(追記)2020年4月15日上場廃止
TOB価格は1,720円、TOB期間は2020年2月3日(月)から3月17日(火)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、JEUGIAは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に、2020年3月期の期末配当が無配になります。
JEUGIAの株主は、TOB(株式公開買い付け)に参加して、1,720円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,720円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
JEUGIAの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
1/31 | 1,274 | - |
2/3 | 1,574 | +300 |
2/4 | 1,720 | +146 |
2月3日終値1,574円。300円ストップ高比例配分になりました。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしています。
今後、1,720円近辺まで上昇し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
2月4日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格1,720円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、JEUGIA株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。3月25日以降、投資資金が戻ってきます。
JEUGIAの配当金について
2020年3月期の配当金(期末配当)が、1株30円から無配に変更されます。
TOB成立を条件なので、不成立になった場合は元に戻る可能性があります。
JEUGIAの株主の今後について
JEUGIA月足チャート
月足チャート5年分です。
TOB価格より安い値段で買った投資家は含み益の状態です。逆に、TOB価格より高い値段で買った投資家は含み損の状態です。
仮にJEUGIAの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場(または夜間PTS取引)で売却
(1)みずほ証券に口座がある方は、TOBに参加してみてはいかがでしょうか。
(2)大株主のヤマハミュージックジャパンなどがTOBに応募するため、TOB価格引き上げの可能性はかなり低いです。ダメ元で期待したいです。
(3)2月3日夜間取引から、TOB価格付近で売却することができます。SBI証券、楽天証券、松井証券でJEUGIA株を保有している方は試してみてください。
(追記)JEUGIAの上場廃止日決定
JEUGIAの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2020年4月15日(水)、売買最終日は4月14日(火)です。
JEUGIAの株主は、売買最終日までに売却しないと、1,720円で強制買い取りとなります。4月17日以降、「1,720円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。