(追記あり)豆蔵ホールディングスの上場廃止と配当金、株主の今後について
1月30日、東証1部上場の豆蔵ホールディングス(3756)は、MBO(経営陣等による自社買収)を発表しました。
・TOB価格1,885円
・auカブコム証券でTOB申し込み可能
・TOB成立を条件に、期末配当が無配になる
(追記)2020年6月2日上場廃止
TOB価格は1,885円、TOB期間は2020年1月31日(金)から3月16日(月)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、豆蔵ホールディングスは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に、2020年3月期の期末配当が無配になります。
豆蔵ホールディングスの株主は、TOB(株式公開買い付け)に参加して、1,885円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,885円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
豆蔵ホールディングスの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
1/30 | 1,404 | - |
1/31 | 1,704 | +300 |
2/3 | 1,885 | +181 |
1月31日終値1,704円。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしています。
今後、1,885円近辺まで上昇し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
2月3日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格1,885円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、豆蔵ホールディングス株を購入した証券会社から、auカブコム証券に移管して(移動して)売却します。3月24日以降、投資資金が戻ってきます。
豆蔵ホールディングスの配当金について
2020年3月期の配当金(期末配当)が、1株18円から無配に変更されます。
TOB成立が条件なので、不成立になった場合は元に戻る可能性があります。
豆蔵ホールディングスの株主の今後について
豆蔵ホールディングス月足チャート
月足チャート5年分です。
TOB価格が株式分割後の上場来高値を上回るため、株主のほとんどが含み益の状態です。仮に上場廃止が決定すると、投資家の利益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場(または夜間PTS取引)で売却
(1)auカブコム証券に口座がある方は、TOBに参加してみてはいかがでしょうか。
(2)1月31日の夜間取引から、TOB価格付近で売却することができます。SBI証券、楽天証券、松井証券で豆蔵ホールディングス株を保有している方は試してみてください。
(追記)豆蔵ホールディングスの上場廃止日決定
豆蔵ホールディングスの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2020年6月2日(火)、最終売買日は6月1日(月)です。
豆蔵ホールディングスの株主は、売買最終日までに売却しないと、1,885円で強制買い取りとなります。6月4日以降、「1,885円×株数」の投資資金が戻ってきます。
臨時株主総会の開催が5月12日(火)。気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。