ニューフレアテクノロジー、東芝によるTOB成立、HOYA撤退
HOYAがニューフレアテクノロジーへTOBを発表の続きです。
東証2部上場の東芝(6502)は、子会社を通じて、ニューフレアテクノロジー(6256)に対して、TOB(株式公開買付)を実施していました。
2020年1月17日に結果が発表され、「TOB成立」しました。また、同日、HOYA(7741)も撤退を発表しました。
TOBの結果について
今回のTOBは、購入株数に下限が設定されています。163万3700株です。株主の応募がこの株数を満たない場合は、全ての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は、369万4414株でした。下限をクリアしたので、応募した株数は全て東芝(の子会社)が買い取ります。
議決権で84%を超えたことから、今後、上場廃止に向けた手続きが進む見込みです。
ニューフレアテクノロジー日足チャート
1月17日終値11,850円。
HOYA(7741)が登場後、12月16日に13,670円の高値を付けました。
TOB価格11,900円を超えていたので、TOB成立が危ぶまれていましたが、ニューフレアテクノロジーを15%保有する大株主「東芝機械(6104)」の参加申込が決め手になったようです。
1月15日22時45分に応募したことを正式発表したため、16日から下落。現在、TOB価格近辺で推移しています。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、1月23日以降、「11,900円×株数」の投資資金が戻ってきます。
例えば、100株応募した場合
TOB価格11,900円×100株=119万円
となり、投資資金119万円が戻ります。口座に反映される時期は送金方法によって異なります。
気になる方は、証券会社に聞いてみてはいかがでしょうか。
TOB価格引き上げを期待する短期投資に参加した投資家の今後について
TOB成立後にHOYAが撤退を発表しました。おそらく、短期投資の方もすでに売却済みだと思います。
株価が11,900円近辺で推移するので、仮に13,670円で買っていたとしても、大きな損失にならないでしょう。
どうもお疲れさまでした。