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細田工務店の上場廃止と株主の今後について(追記あり)

2019.12.20

12月19日、東証1部上場の長谷工コーポレーション(1808)は、細田工務店(1906)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

TOB価格は130円、TOB期間は2019年12月20日(金)から2020年2月4日(火)までの27営業日です。

手続きが順調に進むと、細田工務店は上場廃止になります。

細田工務店の株主は、TOBに参加して、130円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が130円に近づいたら、株式市場で売却することができます。

細田工務店の今後の株価について

12月20日終値137円。株価がTOB価格にサヤ寄せしました。

今後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

TOBに参加するメリットについて

メリットは、TOB価格130円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、細田工務店の株を購入した証券会社から、大和証券に移管して(移動して)売却します。

2020年2月12日以降、投資資金が戻ってきます。

細田工務店の株主の今後について

細田工務店月足チャート

細田工務店月足チャート

月足チャート5年分です。TOB価格130円に黄色の線を引いています。

TOB価格より安く買った株主は含み益の状態です。逆に高く買った株主は含み損の状態です。

仮に細田工務店の上場廃止が決定すると、投資家の損益が確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却

(1)大和証券に口座がある方は、TOBに参加してみてはいかがでしょうか。

(2)直近のTOB銘柄に比べて、含み損の株主がかなり多いと思います。株価がTOB価格を大幅に超えているので、何かが起きることを期待したいです。

(3)すでに株価がTOB価格にサヤ寄せしました。いつでも売却できる状態です。

(追記)細田工務店の上場廃止日決定

細田工務店の上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2020年3月27日(金)、売買最終日は3月26日(木)です。

細田の株主は、売買最終日までに売却しないと、130円で強制買い取りとなります。2020年3月31日以降、「130円×株数」の投資資金が戻ってきます。

株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。

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