日立化成の上場廃止と配当金、株主の今後について
TOBの詳細が発表されました。詳しくはこちらのページをご覧ください。
日立化成のTOB開始と株主の今後について(情報更新)
12月18日、東証1部上場の昭和電工(4004)は、日立化成(4217)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・みずほ証券で申し込むと、1株4,630円で買い取ってもらえる
・TOB期間は2020年2月ごろ予定
・2020年3月の配当金(期末配当)は無配
・2019年9月の配当金(中間配当)はもらえる
TOB価格は4,630円、TOB期間は未定で2020年2月ごろを予定しています。
手続きが順調に進むと、日立化成は上場廃止になります。これに伴い、2020年3月期の期末配当が無配になります。
日立化成の株主は、TOBに参加して、4,630円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が4,630円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
日立化成の今後の株価について
12月19日終値4,560円。株価が急騰し、TOB価格にサヤ寄せしました。
今後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格4,630円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、日立化成を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
ただ、詳細なスケジュールは未定です。後日発表されます。
日立化成の配当金について
2020年3月期の期末配当が、1株30円から無配に変更されます。
なお、第2四半期(中間)の配当金1株30円は、TOBに関係なく、もらえます。
日立化成の株主の今後について
日立化成月足チャート
月足チャート5年分です。
TOB価格4,630円は上場来高値の水準です。ほぼ全員が含み益の状態です。
報道後に買った短期投資家も大儲けできました。「もっと買っておけば」と後悔した人も多いはず。それくらい、レアなケースです。
株主のみなさん、おめでとうございます。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家、短期投資家・・・株式市場で売却
(1)みずほ証券に口座がある方は、TOBに参加してみてはいかがでしょうか。TOB開始まで時間があるので、これから口座を用意しても間に合います。
(2)サヤ寄せが終わり、株式市場で普通に売ることができます。