創通、バンナムHDによるTOB成立
創通、投資ファンド出現で株価急騰の続きです。
東証1部上場のバンダイナムコホールディングス(7832)は、創通(3711)に対して、TOB(株式公開買付)を実施していました。
11月26日に結果が発表され、「TOB成立」しました。
TOBの結果について
今回のTOBは、購入株数に下限が設定されています。721万株です。株主の応募がこの株数を満たない場合は、全ての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は、868万3500株でした。下限をクリアしたので、応募した株数は全てバンナムHDが買い取ります。
議決権で82%を超えたことから、今後、上場廃止に向けた手続きが進む見込みです。
創通日足チャート
11月27日終値3,085円。
11月6日(高値3,325円)、18日(高値3,315円)と、創通の株価がTOB価格を超えて急騰しました。
しかし、その日限りで失速しています。ファンドに追随する投資家が現れなかったようです。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、12月2日以降、「3,100円×株数」の投資資金が戻ってきます。
例えば、100株応募した場合
株価3,100円×100株=31万円
となり、投資資金31万円が戻ります。口座に反映される時期は送金方法によって異なります。
気になる方は、証券会社に聞いてみてはいかがでしょうか。
TOB価格引き上げを期待する短期投資に参加した投資家の今後について
おそらく、すでに売却済みだと思いますが、結果はうまくいきませんでした。
株価が3,100円近辺で推移するので、仮に3,300円で創通を買っていたとしても、損失は大きくならないです。
どうもお疲れさまでした。