LINEの上場廃止と株主の今後について
11月18日早朝、ヤフーのZホールディングス(4689)とLINE(3938)の経営統合が正式発表されました。
これに先立ち、ソフトバンクとLINEの親会社NAVERが、LINEに対してTOB(株式公開買い付け)を行います。
TOB価格は5,200円。TOB期間は未定です。
手続きが順調に進むと、LINEは上場廃止になります。
LINEの株主は、TOBに参加して、5,200円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が5,200円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
LINEの今後の株価について
11月18日終値5,150円。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしました。
今後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットについては、TOB価格5,200円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
日程等が未定なので、発表待ちとなります。
LINEの株主の今後について
LINE月足チャート
月足チャート3年分です。TOB価格に線を引いてみました。
一部投資家を除き、ほとんどが含み益の状態です。仮に、LINEが上場廃止になると、利益が確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(3)飛びついて買った投資家・・・損益確定
(1)TOBを申し込める証券会社とスケジュール次第です。証券口座がないところで申し込む場合は、新規開設する必要があります。
(2)すでに株価がTOB価格に近づいたので、いつでも売却できる状態です。
(3)14日のストップ高で買った投資家は含み損、15日に安く買えた投資家は含み益、と明暗が分かれました。
どうもお疲れさまでした。