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創通、投資ファンド出現で株価急騰

2019.11.06

創通の上場廃止と株主優待、株主の今後についての続きです。

・物言う株主が現れて株価急騰
・TOB価格3,100円→11/6高値3,325円
・TOB期間は11月25日まで

ガンダムの版権を持つことで有名な創通(3711)。現在、バンダイナムコホールディングス(7832)がTOB(株式公開買い付け)を行っています。

TOB価格は3,100円。TOB期間は2019年10月10日(木)から11月25日(月)までの30営業日です。

本日11月6日、米投資ファンド「RMBキャピタル」がTOB価格を不服として、TOB反対を発表しました。

RMBキャピタルによると、TOB価格は少なくとも約4,600円だと主張しています。

この発表により、創通の株価が急騰しました。

創通日足チャート

創通日足チャート

11月6日終値3,190円。一時、高値3,325円を付けました。

TOB価格引き上げを期待して、投資家の買い注文が増えています。

仮に、TOB価格引き上げが行われると(例:3,500円)、3,325円で買った投資家が儲かります。

逆に、引き上げがなく、そのままTOBが成立すると、3,100円との差額が損失となります。

3,325円で100株買った投資家の場合

・成功:(TOB価格3,500円-買値3,325円)×100株=17,500円
・失敗:(TOB価格3,100円-買値3,325円)×100株=-22,500円

ちなみに、株価がTOB価格を上回った状態が続くと、一般株主は株式市場で売った方が儲かるので、TOBに申し込むことはありません。

ただ、創通の創業者がTOBに申し込むことは決定していて、その株数だけで下限をクリアするので、不成立になることはないでしょう。

バンダイナムコホールディングスが、11月25日までに全体の3分の2以上を集められるか注目です。

続きはこちら(創通、バンナムHDによるTOB成立)

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