創通の上場廃止と株主優待、株主の今後について
創通、ガンダムのクオカードで株価急騰の続きです。
10月9日、東証1部上場のバンダイナムコホールディングス(7832)は、創通(3711)に対して、TOB(株式公開買付)を行うと発表しました。
TOB価格は3,100円、TOB期間は2019年10月10日(木)から11月25日(月)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、創通は上場廃止になります。これに伴い、創通の株主優待も廃止になる予定です。
創通の株主は、TOBに参加して、3,100円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が3,100円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
創通の今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
10/9 | 1,868 | - |
10/10 | 2,268 | +400 |
10/11 | 2,768 | +500 |
10/15 | 3,100 | +332 |
10月9日終値1,868円。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。
その後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
10月15日に株価がTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格3,100円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、創通を購入した証券会社から、野村證券に移管して(移動して)売却します。
12月2日以降、投資資金が戻ってきます。
野村證券はネットも充実しているので、口座を持っている人は参加すると良いかもしれません。
創通の株主優待について
廃止予定の株主優待
(1)対象となる株主・・・毎年8月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・ガンダム・オリジナルクオカード500円分(1枚)
・500株以上・・・ガンダム・オリジナルクオカード500円分(2枚)
・1,000株以上・・・ガンダム・オリジナルクオカード500円分(3枚)
(3)発送時期・・・毎年11月の定時株主総会決議通知に同封
創通の株主優待はオリジナルクオカードです。毎年8月末の株主は年1回、優待がもらえました。
TOBのスケジュールを考えると、2020年8月優待までに創通が上場廃止になるので、2019年8月優待が最後だと思います。
不安な方は、創通の広報に聞くと良いでしょう。
創通の株主の今後について
創通月足チャート
月足チャート10年分です。
TOB価格が株式分割後の高値を上回っているので、ほとんどの投資家が含み益だと思います。
(1)含み益たっぷりの投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株価がTOB価格に近づいたら、株式市場で売却
(3)優待投資家・・・優待廃止(上場廃止決定)を確認してから利益確定、別の銘柄に乗り換える
(1)前記の通り、野村證券の口座がある方は、手続きを経験してみてはいかがでしょうか。
(2)株価がTOB価格に近づいたら、株式市場で売却すると良いでしょう。ストップ高が続いている間に売ると儲け損なうので注意です。
(3)TOB期間終了後の11月26日以降に結果がわかります。クオカードがなくなるのは残念ですが、それ以上に売却益が出るので不満はないと思います。儲かったお金で別の優待銘柄を買いたいです。
株主のみなさん、おめでとうございます。うらやましいです。