シャクリー・グローバル・グループの上場廃止と株主の今後について
10月7日、ジャスダック上場のシャクリー・グローバル・グループ(8205)が上場廃止を発表しました。
上場廃止日は2019年12月23日(月)、売買最終日12月20日(金)です。
株主の保有株は6,250円で買い取りとなります。12月25日以降、「6,250円×株数」の投資資金が戻ってきます。
この前に大株主向けのTOB(株式公開買付)が行われます。TOB価格は5,800円です。一般株主は6,250円で買い取ってもらうことができるので、大株主以外の応募はないと思われます。
シャクリー・グローバル・グループの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
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9/25 | 5,200 | - |
10/8 | 6,200 | +1,000 |
10/9 | 6,250 | +50 |
9月25日終値5,200円。9月25日まで、さかのぼらないと出来高が全くなく、上場しているのかわからない状況でした。
発表後の10月8日は終値6,200円。1,000円ストップ高です。
株価が6,250円にサヤ寄せしています。今後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
シャクリー・グローバル・グループの株主の今後について
シャクリー・グローバル・グループ月足チャート
月足チャート5年分です。買取価格6,250円が以前の株価に比べて大幅に下回っているため、株主の中に含み損の方がいると思います。
1株純資産は10,147円ですから、納得いかないかもしれません。
流動性のない銘柄は、株価が割安でも、割安のまま放置されてしまうことがあります。
新興市場・地方市場の銘柄に見られる傾向です。