ユニゾホールディングス、TOB価格5,000円を意識した攻防
ユニゾホールディングスのTOB期間延長の続きです。
9月27日、ユニゾホールディングスが、米投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」によるTOB(株式公開買い付け)ついて、賛同から留保へと態度を変更しました。
フォートレスによるTOB(会社賛同→留保)
(1)TOB価格・・・4,000円
(2)TOB期間・・・2019年8月19日(月)から10月7日(月)までの34営業日
(3)決済の開始日・・・2019年10月15日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし
(5)証券会社・・・大和証券、SMBC日興証券
(6)配当と優待・・・廃止
ユニゾホールディングスは、別の投資ファンドからTOB価格5,000円で買収提案を受けているようです。
会社側は、フォートレスに対してTOB価格を5,000円に引き上げるように要請したものの回答がなく、留保という結論になったようです。
別の投資ファンドによるTOB(会社反対)
(1)TOB価格・・・5,000円
(2)TOB期間・・・不明
(3)決済の開始日・・・不明
(4)買付予定株数・・・上限なし
一部報道によると、米投資ファンド「ブラックストーン」が買収提案を行っているようです。
会社側は、こちらの提案に反対しています。従業員の雇用が確保できないから、とのことです。
ユニゾホールディングス日足チャート
9月30日終値4,815円。305円高(+6.76%)でした。
今回の発表で株価が急騰しました。TOB価格をさらに上回る水準です。
フォートレスのTOB価格は4,000円なので、TOB期間をどれだけ延長しても成立しない可能性が高くなりました。
水面下で動くより、TOB合戦が始まって、株主に判断してもらう方がわかりやすいです。