ポラテクノの配当権利落ち
ポラテクノの配当タダ取りについての続きです。
日本化薬(4272)のTOB(株式公開買い付け)による完全子会社化で上場廃止を予定しているポラテクノ(4239)。
TOB価格は993円、TOB期間は2019年8月28日から10月10日までの30営業日です。
一昨日9月27日が配当金(1株7.5円)の権利付最終日でした。
・9月26日・・・権利付最終日(この日までに買うと、配当金がもらえる)
・9月27日・・・権利落ち日(26日に買った人は配当金がもらえる。この日に買ってもらえない)
9月26日までに株主になり、27日に持ち越すと、配当金の権利がもらえます。
一方、9月27日に買っても、配当金はもらえません。
一般的に、配当金がもらえる銘柄は、権利落ち日になると、その金額の分だけ株価が下がります。この現象を配当権利落ちと言います。
ポラテクノの26日終値は999円。配当金7.5円を差し引くと、27日の基準値は992円です(0.5円切り上げ)。この992円が出発点です。
以上を踏まえて、ポラテクノの株価を見てみましょう。
ポラテクノ日足チャート
・9月27日・・・始値993円、高値993円、安値992円、終値992円
権利付最終日まで株価が「TOB価格+α」で推移していました。27日に配当金の権利がなくなったので、普段通りの株価推移になっています。
上場廃止を予定しているTOBでは、だいたいTOB価格の99%~99.5%で推移します。
TOB価格993円×99.5%=988.035円
まだちょっと株価が高いようです。何か起きると、おもしろそうです。
TOB期間中なので、株式市場に流通する株数が少なくて上がっているだけかもしれませんが・・・。