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ユニゾホールディングスの上場廃止と株主優待、株主の今後について

2019.08.18

8月16日、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」は、東証1部上場のユニゾホールディングス(3258)に対して、TOB(株式公開買付)を行うと発表しました。

TOB価格は4,000円、TOB期間は2019年8月19日(月)から10月1日(火)までの30営業日です。

手続きが順調に進むと、ユニゾホールディングスは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に、2020年3月期の配当金および株主優待が廃止になります。

ユニゾホールディングスの株主は、TOBに参加して、4,000円で保有株を買い取ってもらうことができます。

TOBに参加するメリットについて

メリットは、TOB価格4,000円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、ユニゾホールディングス株を購入した証券会社から大和証券に移管して(移動して)売却します。

10月8日以降、投資資金が戻ってきます。

ユニゾホールディングスの株主優待について

廃止予定の株主優待

(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待券
・ホテルユニゾ(4,000円割引)・・・100株以上(4枚)、1,000株以上(4枚)
・ユニゾイン(3,000円割引)・・・100株以上(3枚)、1,000株以上(3枚)
・ユニゾインエクスプレス(2,000円割引)・・・100株以上(3枚)、1,000株以上(3枚)
(3)プレミア優待券(無料宿泊券)・・・1,000株以上(2枚)
(4)長期保有プレミア優待券(無料宿泊券+ミネラルウォーターつき)・・・100株以上かつ3年以上(2枚)

ユニゾホールディングスの株主優待は、ユニゾグループの各ホテルで使える無料宿泊券と割引券です。

毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえました。

次回、2020年3月優待が廃止となり、2019年3月優待が最後です。

ユニゾホールディングスの株主の今後について

ユニゾホールディングス月足チャート

月足チャート10年分です。TOB価格4,000円以上で買った投資家は含み損の状態です。

仮にユニゾホールディングスの上場廃止が決定すると、損失が確定します。

なお、エイチ・アイ・エス(9603)もユニゾホールディングスに対してTOBを行っているので、どちらが勝つかで状況が変わります。

TOB合戦でTOB価格が上昇し、株主の多くが納得する値段まで上がると良いですね。

含み益の投資家、資金回収を急ぐ投資家、含み損の投資家、優待投資家の全てが様子見でしょう。

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