廣済堂、期末配当と株主優待の廃止を発表
投資ファンドが廣済堂を買い増し(3月22日発表分)の続きです。
3月22日、廣済堂(7868)は、MBO(経営陣等による自社買収)の成否にかかわらず、2019年3月期期末配当と株主優待の廃止を発表しました。
配当予想の修正
3月22日開催の取締役会において、本MBO公開買付けの成否にかかわらず、平成31年3月期の期末配当を行わないことを決議いたしました。
株主優待制度の廃止
3月22日開催の取締役会において、本MBO 公開買付け及び本対抗公開買付けを同様の条件の下で比較できるようにするため、本MBO公開買付けの成否にかかわらず、平成31年3月期より株主優待制度を廃止することを決議いたしました。
MBO発表のときは、成立したときに期末配当と株主優待がなくなる内容でした。
しかし、南青山不動産がTOBを行うことで、両者のTOBを同条件で比較できるようにするため、期末配当と株主優待が完全になくなりました。
ちなみに、廣済堂の期末配当と株主優待の権利付最終日は2019年3月26日(火)です。
廣済堂のMBOは失敗しそうな雰囲気があったので、期末配当と株主優待の復活を期待して保有し続けていた株主もいるでしょう。
今回の発表でなくなることが決定したため、別の銘柄に乗り換える選択肢が増えました。
とは言え、南青山不動産のTOB発表で株価が急騰しています。廣済堂の値上がり益を選ぶか、別銘柄の配当金・株主優待を選ぶか、難しい選択ですね。