ホシザキが決算未提出で監理銘柄(確認中)に指定される
12月14日後場、東証1部上場のホシザキ(6465)が、2018年12月期第3四半期を期限までに提出できないと発表しました。
第73期第3四半期報告書の期限までの提出遅延及び当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みに関するお知らせ
12月企業の第3四半期決算発表は、10月下旬から11月中旬に行われます。ホシザキは提出期限延長を申請し、12月14日までの承認を受けていました。
ところが、承認された期限にも間に合わず、今回の発表となりました。
今後、12月27日までに提出できないと、ホシザキは上場廃止になります。
ホシザキ日足チャート
ホシザキ2018年12月14日5分足チャート
12月14日終値7,400円。前日比1,500円ストップ安になりました。上場廃止になることへの警戒感から、売り注文が殺到しています。
今回の発表が後場取引時間中だったため、東証は、13時15分から40分までホシザキの売買を停止します。41分に再開し、このようなチャートになりました。
これらのチャートを見ると、この問題の深刻さが理解できると思います。
当社は、平成30年12月27日までに第73期第3四半期報告書を提出すべく、社内調査委員会による追加的なデジタル・フォレンジック及び監査人による追加的な監査手続に全面的に協力してまいります。
現時点では、第73期第3四半期報告書の提出時期について未定ですが、具体的な目途がつき次第、速やかに公表いたします。
会社発表の「今後の見通し」はご覧の通りです。出せるか出せないか、どちらとも取れるニュアンスです。
仮に、決算が出せないと株価は急落し、上場廃止企業の水準になります。
逆に、期限ギリギリで発表できれば、安心感から急騰します。
はたして、ホシザキはどちらのケースに当てはまるでしょうか?
マネーゲームの参加費用について
ここで気になるのは、ホシザキの取引に必要な費用です。
ホシザキは100株単位で取引するので、本日終値7,400円で計算すると
最低投資資金=株価7,400円×100株=74万円
となり、マネーゲームに参加するには少なくとも74万円必要です。
1株純資産3,000円(仮)を意識した展開になると思いますが、10万円くらいで買えるようになれば、マネーゲーム以外の投資家も参加しそうですね。
プロスペクトのように儲けようと考えている投資家のみなさん、がんばってください。健闘を祈ります。