ITbookとサムシングホールディングスの統合比率決定
ITbookとサムシングホールディングスの経営統合と株主優待についての続きです。
5月28日、両社の統合比率が決定しました。
ITbook「1」に対して、サムシングホールディングス「0.95」です。ITbookの株主は、ITbook1株に対して新会社1株が、サムシングホールディングスの株主は、サムシングホールディングス1株に対して新会社0.95株が、それぞれ割り当てられます。
両社の今後の株価について
今後、両社の株価は、「1」と「0.95」の比率とほぼ釣り合うように動きます。
サムシングホールディングス日足チャート
5月29日終値579円。チャートをご覧の通り、株価が乱高下しています。
比率を出さずに経営統合を発表したため、マネーゲームの対象になってしまいました。株主は気の毒です。
ITbook日足チャート
5月29日終値607円。こちらは5月上旬から右肩上がりになりました。
過去の事例を考えると、経営統合を発表した企業は、比率がなくても、ある程度よく似た値動きをすることが多いです。
今回のケースは例外に当てはまります。
株主の今後について
両社の株主は、上場廃止以降、保有株が新会社の株に換わります。
ITbook100株は新会社100株に、サムシングホールディングス100株は新会社95株になります。
サムシングホールディングスの株主は単元未満株が発生する可能性があります。
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、カブドットコム証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
ただし、単元未満株では株主優待がもらえません。新会社の優待もわかりませんし、資金効率を考えて、別の優待銘柄に乗り換えることをオススメします。
新会社の上場後、優待が発表されたら、再度、購入を検討してみてはいかがでしょうか。