ソルガム・ジャパン・ホールディングスのマネーゲームについて(1)
強制調査の続きです。
ジャスダック銘柄の上場廃止基準について
ジャスダック上場企業が上場廃止になる基準には、株主数や株価など、いくつかの条件があります。
ソルガム・ジャパン・ホールディングスが該当する可能性があるのは、「業績」と「虚偽記載」の項目です。
業績
最近4連結会計年度における営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローの額が負である場合において、1年以内に営業利益又は営業活動によるキャッシュ・フローの額が負でなくならないとき
虚偽記載
有価証券報告書等に虚偽記載を行った場合であって、直ちに上場を廃止しなければ市場の秩序を維持することが困難であることが明らかであると当取引所が認めるとき
ソルガム・ジャパン・ホールディングスの業績
4期連続で営業利益と営業キャッシュフローが赤字になったら、1年以内に営業利益もしくは営業キャッシュフローが黒字にならないと上場廃止になります。
ソルガム・ジャパン・ホールディングスの場合、赤枠の数字が虚偽記載ではないかと問題になっています。
ソルガム・ジャパン・ホールディングス日足チャート
5月28日終値37円。前日比10円安でした。
25日にストップ安となり、どこまで下がるか不安でしたが、ようやくリバウンド狙いの買い注文が入ったようです。
ソルガム・ジャパン・ホールディングス2018年5月28日5分足チャート
とは言え、右肩下がりの下落となりました。俗に言う「バケツリレー」という現象です。
ソルガム・ジャパン・ホールディングスのマネーゲームについて
今は、上場維持or上場廃止が決定していない状態ですから、安易に翌営業日に持ち越すと危険です。
特に、月末(5月31日)・週末(6月1日)は気を付けた方が良いでしょう。
さらに用心深く取引するなら、前場から後場への持ち越しも避けます。
強制調査で注目を集めている企業ですから、ソルガム社の正式発表より先に、ニュースで結果を知ることになるかもしれませんね。