大塚家具の2018年12月期第1四半期決算発表
5月11日、ジャスダック上場の大塚家具(8186)が、2018年12月期の第1四半期決算を発表しました。
詳細は以下の通りです。
2018年12月期決算短信
2018年1月から3月までの結果です。四半期純利益が黒字になり、黒字転換がニュースになっています。
ただし、資産を売却した特別利益によって何とか黒字を確保しました。
個人的には、純利益よりも売上高の少なさが気になっています。
2018年1月から3月までの3ヶ月間の売上高が91億2100万円、今期の予想が456億6300万円ですから、第1四半期の数字を単純に4倍すると、業績予想に届きません。
どこかで頑張らないと、目標を達成できずに業績下方修正が出てくる可能性があります。
大塚家具月次情報
大塚家具は売上高の月次情報が見られます。こちらの数字は、前年の月ごとの売上高を100(%)とし、前年よりどれだけ売上高が変化したかを表しています。
数字が100より大きければ前年より売れた、100より小さければ売れていない、となります。
1月から3月までの結果が上の決算です。4月以降が、第2四半期の数字になります。全店の前年同月比が87.4%ですから、かなり悪いです。
大塚家具日足チャート
5月14日終値668円。前日比24円高でした。
純利益黒字化のインパクトが大きく、株価も上昇しました。
しかし、長続きするか疑問です。今は資産を切り売りして、しのいでいる状況なので、売上が上向かないと行き詰まります。
配当金を出しているのはすごいですが、相当無理をしている印象です。