さが美グループホールディングスの上場廃止と株主優待、株主の今後について
5月7日、東証1部上場のベルーナ(9997)は、さが美グループホールディングス(8201)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOB価格は150円、TOB期間は5月8日(火)から6月18日(月)までの30営業日です。手続きが順調に進むと、さが美グループホールディングスは上場廃止になります。
さが美グループホールディングスの株主は、TOBに参加して150円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が150円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
さが美グループホールディングスの今後の株価について
5月7日終値119円。さが美グループホールディングスの株価は150円近辺まで上昇します。この現象をサヤ寄せと言います。
その後、上場廃止まで横ばいが続くことが多いです。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格150円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、さが美グループホールディングスの株を、購入した証券会社から三田証券に移管して(移動して)売却します。6月22日以降、投資資金が戻ってきます。
さが美グループホールディングスの株主優待について
株主優待の詳細
(1)対象となる株主・・・毎年2月末の株主名簿に記載または記録された1,000株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・1,000株以上・・・買物優待券1,000円×5枚
・3,000株以上・・・買物優待券1,000円×10枚
さが美グループホールディングスの株主優待は買物優待券です。2,000円以上の買物につき1枚使えます。
毎年2月末の株主がもらえますが、TOBのスケジュールを考えると、2018年2月の優待が最後かなと。
さが美グループホールディングスの株主の今後について
さが美グループホールディングス月足チャート
月足チャート5年分です。5月8日終値149円。TOB価格が安いので、株価が上がっても含み損の投資家がかなりいると思います。
第三者が現れてTOB価格が引き上げられるのを待つか、もしくは、資金効率を考えて別の銘柄にすばやく乗り換えるか、になるでしょう。
(追記)さが美グループホールディングスの上場廃止日決定
さが美グループホールディングスの上場廃止が決定しました。上場廃止日は9月26日(水)、売買最終日は9月25日(火)です。
株主の保有株は150円で強制買い取りとなります。9月30日以降、「150円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。