マネックスグループとコインチェックの決算発表
4月26日11時40分、マネックスグループ(8698)が2018年3月期決算を発表しました。
この中にコインチェックの2018年3月期決算の数字があります。
マネックスグループ2018年3月期決算
2018年3月期 | |
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営業収益 | 536億3500万円 |
販管費 | 398億5300万円 |
営業利益 | 93億0200万円 |
当期利益 | 67億3000万円 |
コインチェック2018年3月期(見込み)
2018年3月期 | |
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売上高 | 626億円 |
販管費 | 88億円 |
営業利益 | 537億円 |
当期利益 | 63億円 |
※特別損失・・473億円
コインチェック2018年2月・3月の業績(見込み)
2018年2月・3月 | |
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売上高 | 20億円 |
販管費 | 15億円 |
営業利益 | 5億円 |
最も注目していたのが、コインチェックの営業利益です。
マネックスグループ全体で93億円に対して、コインチェックは537億円。ボロ儲けですね。
ネット証券の時価総額(4/26)と営業利益(2018年3月期)
松井証券:時価総額2769億円、営業利益185億3200万円
カブドットコム証券:時価総額1379億円、営業利益79億3400万円
マネックスグループ:時価総額1807億円、営業利益93億0200万円
※SBIと楽天は他の事業の占める割合が大きすぎるので省略
4月26日終値で松井証券・カブドットコム証券と比べてみました。
マネックスグループは、ちょうど2社の中間に位置します。マネックスグループの2018年3月期の業績には、コインチェックの数字が含まれていません。
株式市場も、コインチェックをまだ織り込んでいないようです。みなし業者ですし、ネム流出問題と仮想通貨バブル沈静化、競争激化による収益悪化など、懐疑的な見方が一般的です。
マネックスグループ日足チャート
4月27日終値624円。前日比46円安でした。
過去に株価が急騰したタイミングを見ると、(1)コインチェック買収報道、(2)正式発表、(3)マネックスグループ決算発表と、何かのイベントとセットになっています。
この傾向が続くなら、次回はコインチェックの業登録、サービスの全面再開がポイントになりそうです。