ドミーの上場廃止と株主の今後、マネーゲームについて
ドミーが決算未提出で監理銘柄に指定されるの続きです。
2月26日取引終了後、ドミー(9924)の上場廃止が決定しました。ドミーは3月27日に上場廃止になります。売買最終日は3月26日です。
ドミー日足チャート
2月26日終値1,499円。400円ストップ安比例配分でした。
23日深夜、会社側が決算を出せないと発表し、投資家の売り注文が殺到しています。
ただ、上場廃止企業の株価が1,000円を超えているのは、かなり珍しいです。仮にこの水準で売却できるなら、株主はすごく恵まれていると思います。
株主の今後について
3月27日に上場廃止になるため、26日までに売却しないと取引機会を失います。
管理人が株主であれば、すぐに損切りです。致命傷どころか、かすり傷程度の損失で済みそうですから、できるだけ速やかに撤退したいです。
なお、「再上場を期待して保有し続ける」という選択もあります。しかし、これは上場廃止決定後に参加する投資家が考えることです。
上場企業に投資していたわけですから、その前提が崩れた今、売却するのが正解でしょう。
マネーゲームのコツについて
ここからは、ドミーのマネーゲームに参加する方向けの内容です。
株価に影響を与える要因をチェック
株価上昇 | 株価下落 |
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(1)スポンサー決定 | (3)大株主の売却 |
(2)上場維持 | (4)倒産 |
(1)スポンサー決定
スポンサーの決定は、ドミーを支援する企業が新しく発表された場合です。正式発表だけでなく、ウワサでも株価が反応することがあります。
ただし、ドミーは決算を期限までに提出できなかった企業ですから、期待できません。
(2)上場維持
上場維持とは、ドミーの上場維持が、ささやかれ始めた場合です。可能性は、ほとんどないでしょう。
(3)大株主の売却
大株主の売却とは、上場廃止企業の大株主が保有株の売却を発表した場合です。
株式市場で売却すれば株価への影響が大きくなります。大株主の動向については、企業のIRもしくは大量保有報告書で確認できます。
ドミーは金融機関が大株主になっていますから、要チェックです。
(4)倒産
倒産とは、ドミーが倒産する場合です。もちろん、一般論です。