東栄リーファーラインの上場廃止と株主の今後について(2回目)
投資ファンドが東栄リーファーラインの買い増し発表の続きです。
※1回目の発表とほぼ同じです。内容の繰り返しになりますがご了承ください。
2月7日、ジャスダック上場の東栄リーファーライン(9133)はMBO(経営陣等による自社買収)を再び発表しました。
TOB価格は800円、TOB期間は2018年2月8日(木)から3月23日(金)までの30営業日です。期末配当は廃止になる予定です。
東栄リーファーラインの株主は、TOBに参加して800円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が800円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
東栄リーファーラインの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
2/7 | 652 | - |
2/8 | 752 | +100 |
2/9 | 800 | +150 |
2月7日終値652円。今後、東栄リーファーラインの株価はTOB価格付近まで上昇します。この現象をサヤ寄せといいます。
その後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
ただし、東栄リーファーラインは一度MBOが不成立になっているので、株価がTOB価格を上回って推移する可能性があります。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格800円で買い取ってもらえること、TOBの手続きが経験できることです。
具体的には、東栄リーファーライン株を、購入した証券会社から東海東京証券に移管して(移動して)売却します。投資資金が戻ってくるのは3月29日以降になります。
東栄リーファーラインの株主の今後について
東栄リーファーライン日足チャート
日足チャート6ヶ月分です。今まで、すったもんだがあり、かなり“いびつな”値動きになっています。
前回のMBOと異なるのは、投資ファンド(旧村上ファンド)が賛成に回っていることです。このまますんなり行けば、株主の保有株は800円で買い取られることとなります。
一方、何か問題が起きれば、TOB価格の引き上げや再び不成立、という可能性もあります。
管理人が株主であれば、換金売りの誘惑を我慢しつつ、TOB期間ギリギリまで待ちたいです。
株主のみなさん、おめでとうございます。