UCSの上場廃止と株主の今後、株主優待について
2月6日、ユニーは、UCS(8787)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
UCSは2018年4月25日に上場廃止となる予定です。売買最終日は4月24日です。
UCSの株主は保有株の対価として1株につき1,830円が支払われます(7月下旬)。これに伴い、期末配当および株主優待が廃止になります。
UCSの株主は、「1,830円×株数」の資金を受け取ることができますし、株価が1,830円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
UCSの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
2/6 | 1,497 | - |
2/7 | 1,797 | +300 |
2/8 | 1,830 | +400 |
2月6日終値1,497円。今後、UCSの株価は1,830円近辺まで上昇します。この現象をサヤ寄せといいます。その後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
ただし、何か想定外のことが起きれば、それ以上に上昇する可能性もあります。
廃止になる株主優待について
株主優待の内容
(1)対象となる株主・・・・毎年2月末の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・ポイント
・100株以上・・・1,000ポイント(1,000円相当)
・500株以上・・・2,000ポイント(2,000円相当)
UCSの株主優待はポイントでした。
株主の今後について
UCS月足チャート
2月7日終値1,797円。前日比300円ストップ高でした。
8日にいつも通りに戻りますから、その株価で判断したいです。ユニーがすでに80%超のUCS株を保有しているため、波乱は起きづらいでしょう。
配当金と株主優待がなくなるので、できるだけ早く別の銘柄に乗り換えるのも良し、ギリギリまで待つのも良し、どちらでも正解だと思います。
株価3,000円超の水準を知る投資家にすれば、もう少し高くしてほしいと感じるかもしれませんね。