アサツーディ・ケイへのTOB期間を再び延長
アサツーディ・ケイの上場廃止と株主の今後についての続きです。
11月21日午後、WPPグループがアサツーディ・ケイ(9747)のTOB(株式公開買付)に応じると報道されました。
取引終了後の18時40分、アサツーディ・ケイも正式発表し、同時にTOB期間延長も発表します。
TOB価格は3,660円で変わらず、TOB期間は10月3日(火)から12月6日(水)までの44営業日に再延長されました。
アサツーディ・ケイと対立していたWPPが保有株売却を決めたことにより、TOB成立の可能性が以前より高まりました。
アサツーディ・ケイ日足チャート
11月22日終値3,650円。前日比5円高です。TOB価格3,660円に黄色の線を引いています。
TOB発表直後はTOB価格を上回る水準で株価が推移していました。ところが、11月に入って下落。20日には3,390円の安値を付けます。
株価3,390円÷TOB価格3,660円×100=92.62%
TOB価格の92.62%の水準というのは、かなり安いです。TOBが失敗すると考える人が多かったかもしれません。
2017年11月21日~22日5分足チャート
直近2日間の5分足チャートはこちら。
報道直後に株価が急騰し、TOB価格にサヤ寄せしました。TOB成立の可能性が高まったことから、ほぼ同じ水準になっています。
株価3,650円÷TOB価格3,660円×100=99.7%
上場廃止が決定した銘柄の場合、株価がTOB価格の99.5%くらいで推移することが多いです。
この2日間の株価を見ると、投資家は、これでほぼ決まり、と見ているようです。
さて、どうなるでしょうか。