マネーゲームはほどほどに
3月中旬から日経平均株価が順調に上昇し、それにつられるかのように、低位株も大きく上昇しています。特に、株価が1ケタ・2ケタの超低位株が数倍に化けるという現象が起き、連日1000万株超の大商いを続けています。
本日紹介したい企業はこの2銘柄、「東日カーライフグループ(8291)」と「サクラダ(5917)」です。
東日カーライフの日足チャート
東日カーライフは3月19日から上がり始め、18日の終値35円から今日の高値230円まで6.57倍になっています。
たった2週間で6.5倍ですから、株主は笑いが止まりません。
サクラダの日足チャート
一方、サクラダもすごいです。3月30日から上がり始め、29日の終値7円から今日の高値28円まで4倍になっています。
値上がり率では東日カーライフに負けるものの、こちらはたった4営業日で達成しています。
東日カーライフの5分足チャート
ただし、どちらもタイミングを間違えると悲惨な目に遭います。
これは本日後場の5分足チャートですが、午後2時30分から株価が急落しています。徐々に値下がりするなら対応できるのですが、これだけ急激に下がると逃げ場がなかなかみつかりません。
しかも、5分後に少しリバウンドしているところが「くせもの」です。買いを誘っておいてもう一度急落しています。明日以降、上がるかもしれませんが、ほどほどのところで利益を確定するのが良いと思います。
サクラダの5分足チャート
サクラダはもっと悲惨です。午後2時50分過ぎから急落しています。前場に記録した28円の高値に到達してからの値下がりですので、こちらも怖いです。
「取引終了まで絶対に油断してはいけない」ということがわかるサンプルです。
今の低位株の状況は、「日替わりメニュー」ではなくて、値上がりが数日続く「期間限定メニュー」のような雰囲気です。
値上がり率ランキングをこまめにチェックし、初動の段階で飛びつけば十分間に合うようです。
明日になればどうなるかわからない非常に危うい銘柄群なんですが、うまくハマったときには大きく儲けることができるメリットがあります。
メインのポートフォリオに影響しない程度の、少額の投資資金で参加するのが賢明な方法ではないかと思います。