株式併合ラッシュと保有株の影響について
証券取引所の取り組みにより、1,000株から100株への売買単位の移行が行われています。
特に10月1日に効力が発生する企業が多く、みなさんの保有株でも影響があったと思います。
100株への移行の際、株式併合を行ったため、9月26日から27日かけて大きな変動が起きました。移行以外の理由で株式併合を行った企業を含めると、その数は東証の一覧を超えます。
ちなみに、このブログで紹介した、管理人の保有株はご覧の通りです。
三井住友建設「5→1」123円(9/26終値)→615円(9/27始値)
三井住友建設は、5株から1株への株式併合が行われました。仮に、三井住友建設を1,000株保有している投資家であれば、
(併合前)123円×1,000株=(併合後)615円×200株=投資資金12万3000円
となります。株数が減っても株価が高くなるので、投資資金は12万3000円で変わりません。
図書印刷「2→1」533円(9/26終値)→1,045円(9/27始値)
図書印刷は、2株から1株への株式併合が行われました。仮に、図書印刷を1,000株保有している投資家であれば、
(併合前)533円×1,000株=(併合後)1,066円×500株=投資資金53万3000円
となります。株数が減っても株価が高くなるので、投資資金は53万3000円で変わりません。
ただ、図書印刷の場合は株式併合後に株価が下落し、併合後の始値が少し安くなっています。
株式併合後の株価への影響について
三井住友建設2017年10月4日気配値
併合前に比べて、株価がよく動くようになりました。流動性が高まったようです。気配値をご覧の通り、1円ごとの「売り注文」と「買い注文」の数量が減少しています。
以前より取引しやすくなったので、とてもありがたいです。