ソレキア、祭りの後の株価
5月下旬までTOB合戦が行われたソレキア(9867)。佐々木ベジ氏&フリージア・マクロス側に軍配が上がりました(TOB価格5,450円)。
その後、株価が急騰し、「TOBは何だったんだ?」と思うくらい不思議な現象が起きました。今のソレキアはどうなっているでしょうか?
ソレキア日足チャート
日足チャート6ヶ月分です。最終的なTOB価格に黄色の線を引いています。
8月18日終値4,405円。6月の熱狂的な状況に比べると、ずいぶん落ち着きを取り戻しました。
「祭りの後」の表現がピッタリくると思います。
大量保有報告書(変更報告書)
TOB期間終了後も大株主がソレキアの保有比率を高めていました。結果的に、買い集めることで高株価が維持されています。
ところが、7月以降、その動きがピタッと止まります。株価も反応するように、7月・8月と右肩下がりの下落となりました。
出来高もほとんどなくなり、多くて1万株を超えるくらいです。数百株の日も珍しくありません。
典型的な新興市場の不人気銘柄です。
なお、フリージア・マクロスとの相乗効果が見られるのは早くて1年後です。業績にプラスとなるかマイナスとなるかわかりませんが、もうしばらく時間がかかりそうです。