アルパインの上場廃止と株主の今後について
7月25日、東証1部のアルプス電気(6770)とアルパイン(6816)は、株式交換による経営統合を発表しました。
アルパインは2018年12月26日に上場廃止になります。
重要な株式交換比率は、アルプス電気「1」に対して、アルパイン「0.68」です。上場廃止後、アルパイン1株は、アルプス電気0.68株に換わります。
アルパインの株価について
今後、両社の株価は「1」と「0.68」でほぼ釣り合うように動きます。7月27日終値はアルプス電気3,250円、アルパイン1,710円です。
仮に、アルプス電気が3,250円のままだとすると、
3,250円×0.68=2,210円
となり、アルパインは現時点で500円割安の状態です。
ただし、アルプス電気の株価も常に変動するので、アルプス電気4,000円とアルパイン2,720円、アルプス電気2,000円とアルパイン1,360円という組み合わせもありえます。
株主の今後について
アルパインの株主は、上場廃止以降、保有株がアルプス電気株に換わります。アルパイン100株はアルプス電気68株になります。
アルプス電気は100株単位で取引するので、68株だと単元未満株です。
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
両社ともに株主優待もないですし、アルパイン株をそのまま保有し続けて、アルプス電気の株主になると良いでしょう。
アルパインの上場廃止日は2018年12月26日です。まだまだ先の話ですから、じっくり考える時間がありますね。