グッドコムアセット、株式分割と優待新設の合わせ技でストップ高
7月11日取引終了後、東証2部上場のグッドコムアセット(3475)が、株式分割と株主優待の導入を発表しました。
詳細は以下の通りです。
株主優待の詳細
株主優待の内容
(1)対象となる株主・・・毎年10月31日現在の株主名簿に記載された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・クオカード2,000円分(年1回)
(3)発送時期・・・翌年1月下旬(予定)
グッドコムアセットの株主優待はクオカードです。毎年10月末の株主はクオカード2,000円分がもらえます。
2017年10月末の株主から対象になるため、10月26日までに買えば間に合います。
株式分割の詳細
グッドコムアセットは9月30日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資金額は変わりません。具体例を紹介すると、このようになります。
(分割前)株価1,000円×100株=(分割後)株価500円×200株=資金10万円
株数が2倍に増えても、株価が半分になるので、投資資金は10万円で変わりません。
株主優待と株式分割の関係について
株主優待は10月31日に100株以上保有していればもらえます。また、株式分割が行われると、10月1日から100株が200株になります。
グッドコムアセットを今買えば、優待をもらう頃には200株になっています。クオカードをもらうには100株買えば良いので、お金を節約したいときは分割後に買うと半分の資金で済みそうです。
ところが・・・
グッドコムアセット日足チャート
7月12日終値1,411円。300円ストップ高になりました。これだけ上がると、安く買えないと感じるかもしれません。
ただし、クオカードがもらえる銘柄は他にもたくさんあります。優待利回りを計算して、グッドコムアセットより利回りの高い銘柄があれば、そちらを優先すると良いでしょう。
例えば、分割後のグッドコムアセットの株価が800円であれば、
優待利回り=2,000円÷(800円×100株)×100=2.5%
となり、優待利回りは2.5%です。株価が1,000円であれば
優待利回り=2000円÷(1,000円×100株)×100=2%
となり、優待利回りは2%です。
手持ちの余裕資金と優待利回りを比較しながら、より良い優待銘柄を選びたいです。