ユニクロの売上推移速報
昨日午後2時、ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)が国内ユニクロ事業の売上高の速報値を発表しました。
ファーストリテイリング(9983)のIR情報
平成21年度8月期 国内ユニクロ事業 売上推移速報
2008年12月の既存店売上高が前年同月比10.3%増となりました。11月の32.2%増に比べるとやや落ちるものの、申し分のない数字です。
ただ、短期的な株価で考えると、売上高の数字に対して素直に反応してくれるわけではありません。
(2008年12月30日・2009年1月5日・1月6日の5分足チャートを並べてみました。)
先月「ユニクロ、11月過去最高月間売上高達成でストップ高」で紹介したとおり、11月の売上高がよかったことから、12月に対する投資家の見方が大きく変化していることがわかります。
日経225採用銘柄であること、1月5日に発表されることが知れ渡っていたことから、ファーストリテイリングの株価は5日から上昇を始めています。
もちろん、「発表前の5日午前11時購入⇒6日午前9時売却」という短期投資の方法は成功しているわけですが、それでも前回ストップ高したことに比べて儲けが少ないです。
ユニクロの売上高は、経済ニュースだけではなく、一般のニュース・新聞等のメディアでも注目されます。
インパクトがあれば株価への影響は非常に大きなものとなりますが、周知の事実になったときには、期待感からハードルがグッと上がります(掲示板等の書き込みも、12月初旬を境に急激に増えていることがわかります)。
ユニクロの業績が良いのは確かなんですが、実際に取引して儲けることを考えると、以前に比べて難易度がかなりアップしているように思います。