日本郵政による野村不動産ホールディングスの買収報道
5月12日取引終了後、東証1部上場の日本郵政(6178)が、野村不動産ホールディングス(3231)を買収するとの報道がありました。
両社ともに、否定も肯定もしないIRを出しています。
日本郵政と野村不動産ホールディングスの株価について
日本郵政日足チャート
日本郵政の5月15日終値1,402円。前日比5円高(+0.36%)でした。4月25日発表の決算以降、回復が続いています。
一般的に、買収を行う企業の株価はあまり動かないことが多いです。「良い買い物をした」とか、一目で分かるときは急騰するのですが、相乗効果が現れるのは当分先の話ですから、投資家も様子見のようです。
野村不動産ホールディングス日足チャート
一方、野村不動産ホールディングスは終値2,528円です。前日比500円ストップ高となりました。投資家の関心はこちらが強いです。いくらで買収されるのかとても気になります。
今朝の日経新聞電子版に、TOB価格に関する興味深い記事がありました。1株2,800円~3,063円という価格が載っています。明日以降の株価の目安になりそうです。
仮に、TOB価格が3,000円であれば、ほとんどの株主が含み益になります。報道通りだとすると、完全子会社化ではないので、3,000円より、やや下回る株価になりそうです。
新規の投資家についても、2,528円で買っても儲かると判断し、買い注文が殺到しています。
野村不動産ホールディングスの株主のみなさん、おめでとうございます。正式発表があるといいですね。
そして、これから挑戦する投資家のみなさん、健闘を祈ります。