マクドナルド、月次情報発表で株価上昇
9月9日取引終了後、日本マクドナルドホールディングス(2702)は、2014年8月の月次セールスレポート(月次情報)を発表しました。売上高は前年同月比25%を超えるマイナス、客数・客単価も、ともにマイナスでした。
会社側は、中国産チキン問題の影響で売上高が減少したとコメントしています。では、これを踏まえて、本日のマクドナルドの株価を見てみましょう。
マクドナルド日足チャート
日足チャート2カ月分です。右端のローソク足が本日の株価です。終値2,730円、前日比+120円、上昇率4.60%になりました。
これだけ悪い月次情報が出たのに、株価は逆に上昇する。いかにも模範的なサンプルです。
今回のポイントは、出来高の多さ(売買代金)とローソク足の長さです。このところ、株主優待に関係なく、マクドナルドの取引が活発になっています。
上記の問題がきっかけとは言え、これだけ出来高が多く、株価が大きく動くなら、短期投資でも採算が取れます。今は月次情報や決算発表などで一喜一憂する取引です。しかし、この傾向がずっと続くと、普段の日も株価が動く”デイトレ向きの銘柄”に変化するかもしれません。