パナホーム、株式交換からTOBに変更
続きです。
4月21日、東証1部上場のパナソニック(6752)は、パナホームの株式交換をやめて、TOB(株式公開買い付け)による完全子会社化に変更しました。
TOB価格は1,200円、TOB期間は2017年4月28日から6月13日までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、パナホームは上場廃止となります。
パナホームの株主は、TOBに参加(申込)して1,200円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,200円に近づいたら株式市場で売却することができます。
過去記事はこちらです
パナホームの今後の株価について
日付 | 株価 | 値幅 |
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4/21 | 1,031 | - |
4/24 | 1,200 | +300 |
今後、パナホームの株価は1,200円付近まで上昇する予定です。ただ、TOB価格引き上げ期待があるので、1,200円を超えるかもしれません。
TOBに参加するメリット・デメリットについて
メリットは、TOB価格1,200円で買い取ってもらえること、TOBの手続きが経験できることです。デメリットは、投資資金の回収が遅くなること、手続きが面倒なことです。
具体的には、パナホーム株を、購入した証券会社から野村證券に移管(移動して)売却します。投資資金が戻ってくるのは、6月20日以降になります。
パナホームの株主の今後について
パナホーム日足チャート
海外の投資ファンド(オアシスマネジメントカンパニーリミテッド)がパナホームを買い進めた結果、8.95%を保有する大株主となりました。
会社側が株式交換からTOBに変更したとは言え、このまま、すんなり終わるかわかりません。もう一波乱ありそうな雰囲気です。
利益確定はもう少し待った方が良いです。
株主のみなさん、おめでとうございます。
(追記)パナホームの上場廃止日決定
パナホームの上場廃止が決定しました。上場廃止日は9月27日(水)、売買最終日は9月26日(火)です。
株主の保有株は1,200円で強制買い取りとなります。10月2日以降、「1,200円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れ様でした。